1960.6.26(日) 中学の旧友と鼎談
阿部と一緒に新井薬師の金子さんを訪ねた。 始めはどうも何となく面映くて旨く話が運ばなかったが、少し雑談しているうちにすっかり打ち解けて、随分突っ込んだ話ができるようになった。 確かに阿部と一緒に行ったのは成功だった。 もし二人だけ(金子さんと)だったらどんなに気詰まりなものになったか知れない。 それにしても阿部が思いがけないほど思慮深く重みのある意見を吐くのには、まったく感心すると同時に驚かされた。・・・・・
(注: 阿部というのは、追憶10話(その2・・・1959年19歳の夏) で紹介した小中高校~予備校まで一緒だった親友の阿部佳文君のこと、金子さんというのは 1960.5.11(水) 中学時代の級友 で、私の西荻の下宿先に訪ねてきた例の美少女である。 一体何の相談を受けて訪ねて行ったのか、詳しいことは日記に書いてないので思い出せないが、とにかく私には荷が重過ぎるので、私より遥かに大人で包容力のある彼に助けを求めて同行してもらったことは確かだ。 いきさつはともかく、我々3人は今でも消息を交換し合い、一昨年11月に桐生で開かれた同窓会でも会っている仲である。)
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