1961.9.8(金) 小柳皓正君・・・持つべき者は親友
昼休みにアーケードで P を見た。 久方ぶりに P らしい服装をしていて感じが良かった。
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4限終了後、駅まで行ってから事故受験願いをとりに(小柳の所へ)戻ってきたら、中村たちに会った。 彼も小柳を探していると言う。 一度、諦めて帰りかけた所、後から小柳が(図書館で中村に会ったのだろう)追いかけてきて呼び止めてくれたので、早速、受験願いを受け取り教務で受験票を貰う。
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(注: 小柳とは、西武鉄道事件に巻き込まれ自らの良心に従って死を選んだ元西武鉄道社長の小柳皓正のことである。 彼とは、仏語を最後まで諦めずに履修したのを切っ掛けに、その後本郷へ行って学部が分かれた後も一緒に独語会話を習いに行くなど、いわば君子の交わりのような淡々たる付き合いを続けることになる。
日記には、相変わらず、何人かの女性の消息に関する記述が登場するが、個々の女性に対する憧憬というより、級友達とともに駒場時代の思い出を彩る群像の一人として大切にしたいと言う気持ちに変わりつつあった。)
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