2011年9月16日金曜日

1961.9.6(木) 道理で満席のはずだ!

人類学は休講であった。 堀篭と早昼食を済ませて空き教室で少々勉強した。

3限は体育だが、どうも当番くさいので行ってみるとやはりそうだった。 試験は例によってお茶を濁し、道具を届けてから地学を覗いてみようと思い、大竹と一緒に行くと、黒川が "一杯でだめだ" と言うので3人でお茶を飲んだり暫く駄弁った。

事故受験票を見せると "認印が無くてはまずい" というので、一緒に生協プレイガイドまで行ったが"関口" と言うのは無かった。 丁度、彼女(Wisteria に因んで W と呼ぶことにする)が同僚の男の人にウクレレか何かの指導を受けていたが、我々が傍にいるので、恥ずかしがってやめてしまった。 とにかくあの人が持っているような静かで優雅な女らしさというものは、僕にとって最も好ましいものの一つである。

何はともあれハンコだという次第で、駅下の店へ行った所、有るにはあったが値段が70円では、50円しかない現在どうにもならない。 仕方なく戻ってくると堀篭たちがやって来て、木村さんが問題を教えてくれたと言う。 全くありがたいことである。 ハンコなんかなくても、ともかく行ってみろと言うので行ったところ先客(L1-16組)がいて、一緒に第3本館へ行ったが、丁度お茶を飲んで居らしたところで、気軽に認印を押してくださり、おまけにお菓子までいただいてしまい、まったく恐縮だった。

(注: 地学の授業が満員だったのは、要するにみんな木村先生が問題を教えてくれることを知っていたからだ。 他にも寮生にとっては毎年先輩から受け継がれている御馴染みの話は沢山あったらしい。 彼女とは、1961.6.10(土) 生協レジの麗人 で "感嘆措くあたわざる" と形容した人のことである。)

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