1961.6.10(土) 生協書籍部レジの麗人・・・限りなく上品なお嬢さん!
一限が終わってから帰る気のしないまま北寮前のベンチに腰掛けていたら堀篭が来て一緒に帰ろうと言う。 しかし、どうも気が進まないので断った。 食堂へ行く時、プレイガイドの女の子を見た。 珍しくとても華やかな服装をしていた。 しかし彼女には制服か Y シャツにネクタイといった服装の方が清楚かつ毅然としていて似合うように思う。
(注1) 堀篭とは後に最高裁事務総長、大阪高裁長官、最高裁判事まで登りつめた堀篭幸雄である。 気が進まなかったのは帰ること自体であって、相手が彼だったからではない。 むしろ馬が合うほうだったと思っている。
(注2) 駒場生協のレジの所に、入学当初から感嘆措くあたわざる思いで仰ぎ見ていた麗人がいた。 暫くの間は先輩学生だとばかり思っていたが、そうこうするうちに生協の専従職員だと言うことがわかった。 東大ともなれば生協売店の一職員でもこれほど才色兼備の女性でなければ勤まらないのかと思うほどの人だった。 私が密かに付けた符牒は、wistaria だった。 とにかく当時の私にとって駒場というところは、夢を見ているような世界だった。)
ラベル: 1961.6.10(土) 生協レジの麗人
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