1961.5.31(水) 自治会の年中行事・・・スト決行中
九時ごろ登校してみるとスト決行中で、ピケが張られ中へ入れない。
(注: やっと今日で、5月が終わるのだが、疲れたので中断する。 それにしても、日記の行数からもこの 4月以来、美女軍団に翻弄された様子がありありと見て取れる。 ああ、懐かしい。 それにしても疲れる。 この調子で 7月末までに 1月後れを取り戻せるかどうか・・・)
丁度、去年の時と同じようにバレーコート脇の空地で一年生達が盛んに議論を戦わせていたのが印象的だった。 そのうち大村、宇田川、平野等と一緒になり、スト反対論を一くさり並べてウップン晴らしをした。 午後は第一体育館で体操をした後、・・・・
・・・・・
昼休み、体育館の方へ行く途中、第一本館の東北の柏の木の辺りで Par. に出合ったが、意外なことにいつもあれだけ自信のある態度で颯爽と歩いている彼女が、どうしたことか心持ち面を伏せるようにしながら脇へよけて通ったのだ。 実際、おかしな事になって来たものである。
夕方、西荻から善福寺池の方まで足をのばしてみたが、なかなか快適であった。 善福寺池は暫く見ないうちにすっかり修復され一段と垢抜けした感じだった。
(注: 一体何のためのストだったのかすら覚えていない。 多分、寮費値上げ反対か何かだったのでは・・・ 所詮、学生運動なんてものは自治会の存在理由を示すための騒ぎに過ぎないと思っていたし、また実際そんなものだった。
Par. とは例のパラソルの女の子のことで、次第に気になる存在になりつつあったが、私などとは全く不釣合いな都会的な女性だったので、遠くから見ているだけの憧れの対象にはなり得ても、本気で近づける相手ではないと最初から割り切って・・・割り切ろうとして?・・・いた。 久し振りに善福寺池に行ってみたのも、そうすることで気持ちを吹っ切ろうとしたのかも知れない。)
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