1960.3.10(木) 東大入試最終日(2次3日目)
遂に終わった。出来は決して満足すべきものとは言えない。
しかし、合格の可能性は十分にある。
この上は、全てを天に任せて、いかなる結果に立ち至ろうとも動ずることなく、最善を尽くしうるだけの度量を養うのみ。
唯一の願いは家族を安心させる事である。
更に、出来ればMKさんに再び会うことである。
(注: いかなる結果に・・・云々、とあるが、もし本当に落ちていたらどうなっていたろうかと考えると全く自信が無い。あるいは、自暴自棄になっていたやも知れぬ。一つだけ願いを聞いてやると言われれば、それが家族、とりわけ、ひたすら身を削って私や兄のために仕送りを続けてきた母を安心させることだったことに嘘偽りは無い。しかし、もし褒美にもう一つ願いをかなえてやろうと言われたら、躊躇無くMKさんとの再会をあげたろう。)
ラベル: 東大入試最終日(2次3日目)
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