1961.5.6(土) 神宮外苑まで出かけたものの・・・
外苑に野球を見に行く。 話にならない惨敗で恥ずかしいくらいだったが、心を合わせて応援しあうのは、実に楽しいものであった。 久し振りに高校時代を思い出し愉快であった。 Azalea の姿も見かけた。
(注1) 昭和30年の春の選抜で決勝戦まで行った "北関東の名門" 桐生高校の OB としては、 "話にならない惨敗" としか言いようのない無様な負け方だった。 6大学の中に残っている理由が判らないというべきか・・・。 しかし、クラスには "東大の負け試合を見たことがない" という幸運児もいたので、こんな体たらくでも勝つこともあるのかと半信半疑だった。 "つき" というのは恐ろしいものだ!
(注2) Azalea とは、この4月に大挙して入学してきた女子学生・・・殆どが文Ⅱの仏語クラスに属していた・・・の中でも特に目立つ何人かの一人で、我々上級生の間でも何かと噂に上っていた人のことである。 私が日記の中でのみ勝手に呼んでいた符牒で、日記に出てくるのはこれが初めてである。 この頃は未だ MK さんとは、比較する意識すらなかったが、この後、駒場を去るまでの一年間、正直言って心穏やかでなくなっていたことは認めざるを得ない・・・青春時代の真ん中は道に迷っているばかり・・・。 )
(注3) そういえば、この日から12年後の今日(昭和48年5月6日)は、妻との結婚記念日だった。 この日記に登場する人たちのことは全て妻と出逢う遥か以前の昔話である。
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