2011年8月13日土曜日

1961.7.13(木) 前期試験は最初から一夜漬け

昨夜は徹夜するつもりだったが、やはり睡魔には勝てず、2時半ごろ眠ってしまった。しかし、それでも5時ごろ目を覚まし、それから2時間ばかりで一通りおえることができた。 登校したのが8時10分前ごろで、まだ30分以上もあるので、20番で一通りまた目を通すことが出来た。
問題は3問あり、①は価値と限界収入、②はカルテルと競争、③は自発的失業と非自発的失業、であった。 このうち一題を選択せよとのことで、最も書き易いと思われる②を選んで裏表いっぱいに書きなぐって片付けた。 そう悪い出来だったと思えないが果してどうであろう。

(注: 今から思うと教授の都合による繰上げ試験とはいえ、ずいぶん親切な出題振りだったと思う。 要するに何か書きさえすれば "良" くらいはやろうという意図が見え々々である。 私が東京情報大学で出していた問題の方が余程難しいくらいだ。

題目から見ていわゆる "マル経" だったことは明らかであるが、後で知ったのは、 "マル経" の試験では反マルクス主義的回答はタブーだったらしい。 しかし、私の主義からしてマルクス迎合的な回答をするくらいなら "不可" でも取った方がましだと思っていた。

これが認識不足の全く甘い了見であることは、後期以降、必修科目の大半が "マル経" で、軒並み懲罰的な "可" をつけられことで判った。 さらに、これが "懲罰" を意味していたことは、4年生になって就職面接に赴いた際、人事部長らしき人から、「"可" なんか取る学生は見たことがない・・」 と言われてやっと気がついた。

と言うことは "全優" で主要官庁や業界トップ企業に行く連中は、多分、学問そのものには全く関心がないに違いないと思ったものだ。 こういう連中が "福島原発事故" などで責任を持って対処するはずがない・・・と言ったら言い過ぎか。)

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム