1962.1.11(木) 下宿学生の洗濯時間
8時45分に登校、慌てて教室に行ってみると黒板に "休講" と大書してある。 すっかり拍子抜けしてしまったが、この時間を無駄にすまじと早速引き返し、山ほどある洗濯を全部片付けて、大急ぎで取って返したのが12時45分、地学教室に駆けつけると、もう一人目が読み始めていた。・・・
終わってから、彼女に見つからないようにと急いで30番に逃げ込み、或いは前のの廊下を通りはしないかと注意していたが、遂に姿が見えなかった。事によると今日も欠席したのかも知れない。明日は教育心理学がある。今度こそ彼女が本当に〇〇さんであるかを確かめられる・・・
(注: 午前中の休講時間を利して洗濯する為、駒場と西荻を往復したとあるが、本当にそんなドタバタをやっていたのだろうか、いまだに思い出せない。
彼女とは、P のことだが、年末の冬休み中に手紙を出した相手・・・〇〇さん・・が本当に P だったのか、或いはとんでもない人違いだったのか、気もそぞろだった。 このあとどういう経過を辿ることになるのか、日記の先を読み通せば判るはずだが、発病以来、この3年間、その日のことを抜書きするだけでやっとという状態、それも今日現在2ヶ月遅れを挽回できずにいる有様で、とてもそれだけの気力が湧いてこない。 鬱病というのがこんなに始末の悪いものだとは、なってみて初めて判った。 )
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム