1962.6.20(水) 雑談の楽しみ・・何を話したのだろう?
3限の民法は、学生大会のため休講になったので、木村、中村等と図書館前の芝生で話をした。例によって恋愛論だったが、なかなか楽しかった。
帰りに駒場で夕食を食べてきたが、食堂で柏木に会い、駅で別れるまで暫く話をした。非常に気持ちの良い男である。何が何でも法学部へ行くつもりだそうであった。
(注: 本郷へ通学するようになってからも、ときどき駒場で夕食をとったり、図書館を利用したりしていたのは、渋谷が通学定期の途中で交通費がかからないうえ、寮食の安さが魅力だったからだ。そこで時には思いがけない友人と出会うことがたびたびあった。柏木は江田と同じように自発的に留年した一人だったと思うが、駒場時代には殆んど付き合いは無かった。この日の日記では、甚く意気投合したように書かれているが、一体どんな話をしたのかまったく記憶がない。5~6年前から同窓会に顔を見せるようになったので、今度会ったら聞いてみよう。)
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