1962.4.24(火) 大石ゼミ初日
ゼミは例によって大変心配したが、なかなか楽しかった。 大石先生も非常に温かみのある人で、これから楽しくやれそうな気がした。
それにしても、僕くらい無趣味かつ無為な男が果たしてこの世に居るだろうか。 今日という今日はまったく情けなかった。 結局、僕は social misfit なのであろうか。
食堂で一緒に夕食をとっている間、小西が、君くらい付き合いにくい男は居ないと言ったが、蓋し当然のことだろうと思う。
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(注: 前段でゼミが楽しそうだと言っておきながら、後段で、自己嫌悪に落ち込んでいるには、何かがあった筈だが、それが何だったのか、未だに思い出せない。 しかし、そんな気持ちになったのは、この時が初めてではない。 周囲に付いて行けないという孤独感は、小学校の頃から持ち続けていた。)
ラベル: 1962.4.24(火) 大石ゼミ初日
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