1962.4.11(水) 東大オーケストラの少女(?)
久し振りに、若槻、奥原の顔を見た。 昼休みは武藤と食事をしたり、三四郎池の畔で魚の群れがパンをつつくのを見たりして過ごした。
4限終了後、高橋、大村と会い、バス停のところへ行く途中、一食の前の広場で大きな楽器のケース(ベースか何かだろう)を下げた女の子に出会ったが、顔かたちが、Hさんにそっくりと言って良い位似ていたのには、本当にびっくりした。 もっとも背丈はHさんより一寸程高いように思われたが。
恐らく東大オーケストラのメンバーで、明日の入学式に備えて練習でもあったのだろう。
(注: 若槻、奥原、武藤は、法学部へ、高橋、大村は私と同じ経済学部へ進学したが、どちらの学部も銀杏並木の両側にある法文経1,2号館にあり、幾つかの必修科目は共通だったので、休み時間は駒場時代の級友と一緒に過ごすことが多かった。
当時の入学式では、式の冒頭にワグナーの "名歌手の入場" が演奏されていたと思う。 果たしていまでもそうなのか、寡聞にして知らない。)
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