2010年12月30日木曜日

1960.12.25(日) 新宿の街頭易者

もう一度、代田まで行くつもりで出かけたが、途中、地図でも見てこようと思って新宿で降りたところ、近くの路傍で何やら易者が話をしている。 何となく興味を覚え覗いてみると、貧相な男が盛んに身振り宜しく喋っている。 しかし、その言うことは、かなり聞くに堪えるものだったので思い切って鑑定してもらうことにした。 他の数人の依頼者(いずれも若い)と共に易者の後についてその事務所まで行ってみた。
鑑定の結果は、少なくとも事実に反する所もなく、また、いままでの手相その他による鑑定の結果と矛盾するところもなかった。
出た卦は、「地山謙、天澤履」であり、前者は、僕の内面的性格、後者はその外面的性格を示すものだそうである。
とにかく結論を言えば、持って生まれたこの孤独な性格に逆らわず、これを正しく生かしていくこと、そうすれば無理をせずとも自然に人がついてくるから安心して自信を持つこと。 今、少し理屈が出すぎるから、これを控えて素直な気持ちで人に接すること。 そして将来は自分独自のものを持って広く世間大衆に接するような仕事を持つべきこと。 そして、思い切って大きなことをしても天恵によって身を危うくするようなことはないこと。 遂には数十億と言う金を支配するに至ること等であった。

うっかりしていたが、もう一つあった。 つまり、対女性問題である。
鑑定によれば、三十才近くになって立派な女性が現れるから、それまで決して結婚などしてはならぬと言うのであり、もしそのようなことがあると相手を不幸にすると言うのである。 要するに結婚より仕事のほうが先だというのであった。

(注: 代田とは小田急線世田谷代田のことである。 何用でもう一度出かけようとしたのか日記には書いてない。 数十億と言う金を支配するに至る云々は、今の所実現していないし、三十才近くになって立派な女性が現れる云々には若干異論がありうるが、私の妻が世間の基準からみれば私には分不相応な女性であることは確かである。 その他の部分、私の人物評や処世訓については全く異論はない。 それは、私のHPの中の「追憶十話 その10・・・一期 一会」を一覧すれば納得できよう。)

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2010年12月11日土曜日

1960.12.5(月) 今年の閉めはモーツアルト?

モーツアルト  シンフォニー No.40 ト短調

(注: この時代、バッハは地味で受けなかったのかな?)

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1960.12.3(土) 今夜もバッハが出て来ない

ベートーヴェン  第六 田園 ヘ長調
ハチャトリアン  バレー組曲 ガイーヌ
カバレフスキー  組曲 道化師

(注: どうしてバッハが登場しないのだろう? NHK の番組編成方針が判らない。)

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