1960.4.22(金) 流される日々
昼食のパンを買いに行ったら、北寮の売店はものすごい混雑でなかなか買えない。 ようやくもう少しというところまで来たとき、前にいる女の子を見たら、それがMKさんだったのには驚いた。 一瞬どうしようかと思っているうちに・・・
(注: 北寮というのは、かつて駒場にあった汚いので有名だった、或いはそのことを自慢にしていた3っの寮のうち一番北側にあった寮のことである。 ここでもMKさんのことが出てくるが、その後本郷に移って学部が別々になると共に行き会うことも殆ど無くなり、日記にも滅多に登場しなくなる。 それでも年に数回か御茶ノ水からのバスに乗り合わせることがあり、その時の気持ちが日記帳に記されている。 それほど惹かれていたのに、何故 ただそれだけのこと で終わってしまったのか説明するのは難しいが、強いて言えば私に勇気と自信が無かったせいだと言うしかない。 しかし、人生とはそういうもの ではないだろうか。)
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